デザイン大国ならではのサウナ必須アイテムBest5!

デザイン大国ならではのサウナ必須アイテムBest5!

日に日に白夜も加速度をつけて、今はもう12時でも空がほの明るい夏の始まり。人びとも、一日中きらきら眩しい太陽と、まもなくやって来る(人によってはもうスタートした)長い夏休みに思いをはせて、微笑ましいほど浮かれています。もっとも、多くのフィンランド人の夏は「サマーコテージにこもって湖畔サウナ三昧!」計画に尽きるのですが。

さて過去数回のコラムでは、サウナの一般的な入浴手順や楽しみ方を紹介してきました。今回は、実際にサウナライフを謳歌するためにまず揃えたい、サウナ必須アイテムBest5を一挙紹介していきたいと思います。誰かのお宅やコテージでのサウナパーティにお呼ばれするときは、これら基本グッズが来客分も準備されていることがしばしば。けれど真のサウナ通を目指すなら、やはりお気に入りマイ・アイテムの所持は欠かせません。多くは日本のお風呂まわりでも使えるものなので、フィンランド旅行のお土産として持ち帰っても、ちゃんと活躍の場があるはずです。

ところで今回は、サウナアイテムをはじめさまざまな日用品や雑貨を扱う、本場フィンランドで今大人気のテキスタイルデザインブランド、ラプアン・カンクリ(Lapuan Kankurit) ヘルシンキ店のスタッフの皆さまに協力をお願いし、お店で人気の高いおすすめデザインやその使用方法などをご推薦いただきました!それではさっそく、色柄だけでなく機能性にも一工夫なされたサウナアイテムの数々を見ていきましょう。

サウナグッズをはじめ、リネン素材のキッチン用品やテキスタイル雑貨が取り揃うラプアン・カンクリのヘルシンキ直営店

 

その1.肌触りがよく吸水性にすぐれたバスタオル

サウナのなかではやっぱり全裸が気持ちいい…ですが、外で涼むときなどはバスタオルを腰に巻くのがエチケット。薄手のリネン素材もさらりとした肌触りでサウナ時に人気

サウナに欠かせないアイテムといえば、もちろんまずはバスタオル。サウナのなかでは全裸が一番気持ちいいのは言わずもがなですが、ちょっと気を使い合う相手とのサウナ浴や、クールダウンで屋外に出るときは、エチケットとして腰や胸部にバスタオルを巻きます。サウナで使うからには、やはり肌と相性の良い素材と吸水性にこだわりたいところ!湿った肌をふわりと包み込んでくれる従来の綿素材のバスタオルも心地よいし、ラプアン・カンクリ自慢の天然リネン(亜麻)素材ベースのタオルも、さらりとソフトタッチで、使い込むほど吸水性と耐久性も実感できて愛着が増してきます。

その2.ベンチに敷くのがエチケットのお尻マット

長椅子用の共通マットから、個人サイズのマットまで取り揃う。自然の形象をモチーフにしたデザインがどれも素敵

木製サウナベンチに直接お尻をつけてしまうのは、実はエチケット違反。紙素材の使い捨てマットもスーパーで売られていますが、 フィンランドの皆さんは、暗がりのサウナベンチに敷くお尻マットにまで、さり気なくデザイン重視。長椅子用のマットもあれば、個々に腰を下ろすランチョンマットのような一人用サイズのマットもあり、色柄がとっても豊富です。日本の公衆浴場にあるサウナなどでも、さっと素敵なマイマットを敷いて腰を下ろせば注目されること間違いなし!

その3.強い熱気から髪や頭皮を守ってくれるサウナ帽子

サウナの熱波は肌には良いものですが、髪を長い時間さらしてしまうと、自分の手でうかつに触れないほど熱くなったり、あとでパサパサ・ギシギシしてしまうことがあります。太くて硬い我々アジア人の黒髪ならなおさら。そこで、髪をいたわるサウナの達人(主に女性たち)が愛用しているのが、通称サウナハット。リネンなど熱に強い素材の帽子をすっぽり被ってサウナ浴すれば、高熱から髪を守るだけでなく、むしろスチーム効果で髪にうるおいを閉じ込めてくれるというダブルの嬉しい効果があるのです!

 

サウナ帽子は、日よけ帽子のようにすぽっと被るタイプのものから、入浴後にも濡れた髪を覆っていられる巻きつけタイプのものまで

その4.気持ちよくってついゴロン、でも熟睡は禁物!のサウナ枕

リサイクル綿がしっかり詰まっていて、寝心地バツグンのサウナ枕。ただしタグには「寝落ち注意!」のロゴが

サウナ浴の究極のリラックス姿勢といえば、ベンチに堂々と横になったり、そこから四肢だけを上に突き出してより熱い熱波にさらすスタイル。そのくつろぎ姿勢に欠かせないアイテムが、サウナ専用の枕であります。ラプアン・カンクリのサウナ枕は中に綿がしっかり詰まっていて、首を軽く持ち上げるのにちょうど良い高さ。昔ながらの枕には、首筋のラインにフィットする流曲線を描いた木製のものもあるんですよ。

その5.入浴後のほてった身体をふわっと包んでくれるバスローブ

サウナ浴を楽しんだ後の定番の肌着が、バスローブ。サウナの前には、脱衣所にバスタオルと一緒にマイバスローブを掛けておきます。入浴後にタオルで肌の水分をざっと拭き取ってからさらりと身にまとい、そのまま就寝時までバスローブ姿でくつろぐ人たちもたくさん。いわゆるタオル生地のものから、夏場は軽いリネンやコットン地のものまであり、ここにも皆さんそれぞれに好みやこだわりを発揮します。

 

サウナ小屋の壁にはバスローブが似合う。素材は自分の肌感覚で決めて

おまけ:サウナの合間の体洗いには、こんな便利なスポンジアイテムも

手で撫でて身体を洗えるアイデアグッズ

サウナアイテムの番外編としてラプアン・カンクリの店員さんがおすすめしてくれたのがこちら、体洗い用のスポンジミトン。オーブンミトンのように手にはめてソープを揉み込めば、すぐにむくむくと泡立って、そのまま手で撫でるように身体を洗い、皮膚のマッサージもできる便利グッズ。これはお風呂でも活用できそうですね。

 

こんなふうに、デザイン大国ならではのアイデアとこだわりをサウナアイテムにまで持ち込めば、日々のサウナライフもそりゃあますます楽しくなりますよね。次回はサウナアイテム紹介第二弾として、サウナのなかで使えば老若男女に効果テキメン!な美容グッズ編をお届けいたします。


ヘルシンキの中心街にある直営店に行けば、日本のウェブ販売では手に入らないご当地ならではのサウナグッズもたくさん!

<今回ご協力いただいたお店>
Lapuan Kankurit myymärä Helsinki(ラプアン・カンクリ ヘルシンキ直営店)
住所:Katariinankatu 1, 00170 Helsinki, FINLAND
TEL:+358 50 538 8244
営業時間:月~金10:00~18:00 土10:00~16:00 日12:00~16:00
>> ラプアン・カンクリ日本語公式サイト
>> 日本での商品取扱い店舗一覧はこちら
※ただし、今回紹介したサウナグッズの多くは、2014年春現在フィンランド国内のみでの販売となっています。