薪ストーブって何?
暖房器具ですよね。当然です。
でも機械ではなくて、道具なんです。
薪ストーブに煙突がついている「だけ」なんです。
何のセンサーもなければモニターもない。
ストーブが行うのは、煙を排出し、新しい空気を取り込むだけ。
だからこそ、使い手次第でどうにでもなります。
他の道具で例えるならば、プロが使えば美味しく焼ける高いフライパンも
使い手次第で焦がしてしまいます。
もう一つ言えば、手入れ一つで寿命も変わる。
薪ストーブも同じ事。
薪が乾いていなかったり、給気レバーを絞りすぎればガラスは真っ黒、
煙突も詰まります。
燃やしすぎれば炉内は傷みますし、変形する部品もあります。
悪い事が重なると、煙突内火災という最悪の結果をむかえることもあります。
それは全て使い手次第なんです。
だからこそ、大切に使って欲しい。
乾いた薪だけを燃やして欲しい。
消耗品は定期的に変えて欲しいし、掃除もして欲しい。
そうやって愛を込めて使ってもらえた薪ストーブは、最高の状態であなたを暖めて続けてくれますよ。
そしていつか、薪ストーブが寿命を迎えた時に、
今までありがとうと感謝の気持ちを込めてお別れして、新しいストーブを迎え入れて下さい。
家には常に暖かい炎が灯し続けられるでしょう。