徹底解説 ドブレROCKシリーズ
この記事は、「薪ストーブの達人BLOG by METOS NAGOYA」 2017年7月28日に掲載された記事を再編したものです。
一部、情報が古い場合があります。予めご了承ください。
今回は2017年7月28日に発表されたDovre社の新製品ROCKシリーズのご紹介です。
■ROCKという名前で出ています。
ROCKという名前の由来は、取っ手のデザインからきています。
Pebble ROCKすなわち、「ちいさな石」「小石」という意味です。
■DOVRE DESIGN
黄金比のモダンな立ち姿。
Pebble ROCKのアクセント。
「まるで家具のように空間にとけこむ」というデザインコンセプト。
鋳物の風合いを生かした繊細で優しい曲線。
Robust and Smooth(ロバスト アンド スムース)。
これを「Dovre design」と言います。
ROCKシリーズには350と500の2種類があります。
数字は炉内に入る薪の長さを意味しています(35㎝薪、50㎝薪)。
さらにROCK350/500には2通りのデザインがあります。
ROCK350TB・ROCK500TBはテーブル脚のデザインです。
ROCK350WB・ROCK500WBはボックス型の脚のデザインです。
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ROCK350WB -
ROCK500WB
高さ=本体の外寸法Hは全機種745mmです。 ふりく調整はM6のアジャスタ脚が標準装備です。
■DOVRE STYLE
最新の給気構造の採用
操作レバーは1か所。
炉内への給気量をMinimumからMAXまで瞬時にコントロールします。
これは、ROCKシリーズのために設計された特別なディスク状の給気コントローラが「いい仕事」をしているのです。
一味ちがったDovre ストーブの操作感覚が新鮮です。
給気部は背面お尻に1か所100φです。
外気導入する場合は、ここにアルミフレキパイプ(100φ)を接続します。
取り出し口の方向は背面平行方向のみです。
■給気ラインをみてみましょう。
給気コントローラーによって、大別して3つのルートから炉内に加給されます。
操作レバーの位置により、ディスク状のコントローラーが1→2→3と
各々のルートへの給気を振り分けるバランスがお見事です。
■炉内の構成
ROCK350/500ともに炉内の構成は、炉壁とバッフルはバーミキュライトです。
この素材を用いることで炉内の温度をいち早く立ち上げ、炉内を高温に保持することができます。
炉床は鋳物で構成されています。
■FIRE WITH CHARACTER
動画をご覧ください。わたしたちはこれを「Dovre style」と呼びます。
■DOVREって、とってもROCKね。
ここ3年、Dovre社では7つのプロジェクトが同時進行し、
7種の薪ストーブたちが世界に向けて発表されました。
今、ヨーロッパでもっとも元気があり、別な意味でも”Rockさん”なんです(笑)
その中でも、ROCKシリーズは、燃焼コントロールの機構といい、
「Dovre style」といわれるバランスのとれた設計思想。
なによりも「Dovre design」とひと目でわかる”立ち姿”に惚れました。
これがROCKシリーズをメトスが採用した理由です。
薪ストーブに関するRegulation(規制)は段階的に厳格化されてきました。
Dovre社はこのトレンドを歓迎し、常に高いレベルで燃焼システムを進化させています。
EU諸国の中でも、厳しい基準を設けているベルギーRegulation(規制)※注釈1を、すべて高いレベルでクリアしています。
※注釈1
2017年 ベルギー王国における規制 (Regulation)
efficiency ≧75%
Co emissions ≦ 0.1%
Dust particles ≦ 40mg/N