煙突は薪ストーブのエンジン
煙突が悪ければ、薪ストーブはちゃんと走らない。
今の薪ストーブは燃焼効率を高め、昔と比べたら燃やす薪が少なくて済むように設計されています。
そんな薪ストーブは、煙突のプランニングと製品の品質が重要です。
煙突が軒に近かったり、煙突が短すぎたり、曲がりの距離が長いなど、
条件が悪ければせっかくの薪ストーブが正常に焚けません。
なので設置する場所も重要です。
家のプランニングは設計さんだけでなく、薪ストーブのプロにも相談して下さい。
また、同じように煙突掃除も非常に重要です。
煙突に付着している煤の量や、煤の質、煙突の中の状態で、一年間どのような使い方をしていたのか分かります。
さらさらの煤が“ふわふわ”としている事を確認できればベストです!
例えば、カチカチになった煤や、ガリガリとしても落ちない煤などの人は要注意。
煙突のトップが詰まって煙が逆流してきた!なんて話も稀に伺います。
そんなことは最悪です。
主な原因は2つ。
- 焚く薪が乾燥していない。
- 空気を絞りすぎている。
これらの事が煙突に良くない煤をつける原因となることが多いです。
薪の状況を改善するには、乾燥する期間を見直す。場所を見直す。割る太さを見直す。などが考えられます。
あとは、薪を長持ちさせたいから。といって空気を絞りすぎてしまうのはNGです。
薪を完全に燃焼させず、くすぶってしまい、煙も出ますし煤もつきやすくなります。
何より暖かくない。
しっかりと燃焼させ、よりエンジン(煙突)を大切に考えてください。
ちなみにスウェーデンでは「薪ストーブを設置した家」という情報を行政が管理しています。
1年に1回、必ず各家庭に連絡が入り煙突掃除を行い、煙突掃除を行った証明書が必要になります。
設置基準もチムニースイーパー(煙突掃除人)が不適合と判断した場合は、施工のやり直しを行う必要があります。
日本では、そこまでの規制はありませんが、煙突掃除を怠ったトラブルも起きる事も事実。
煙突掃除も幸せな暮らしの必須条件です。
メトスではメトスチムニーと言う国産煙突を販売しています。
国産ならではのきめ細かさ、風土にあった作りで、日本での国産煙突の販売実績も長く信頼されています。
幸せな薪ストーブのある暮らしには、エンジン(煙突)も非常に重要です。