バイキングは、幸せな暮らしと薪ストーブに繋がった?
日本人は海外から“サムライ”と呼称されますが、
スウェーデン人は“バイキング”と呼ばれます。
バイキングは海賊行動と交易活動を実施し、
西暦800年頃から約250年間をバイキング時代と言われています。
実際にはノルマン人(北の人)と言われ、スベア族(スウェーデン)、デーン人(デンマーク)、
ノース人(ノルウェー)と行動や目的の違いはあったのですが、
ヨーロッパ諸国からみると同じで、スカンディナヴィア半島の人全体を指す言葉になりました。
バイキングの語源には諸説あるようですが、ヴィーク(入り江)からきたイング(人)という説が有力だそうです。
デーン人はフランク王国へ攻め入り、ノース人はアイルランドなど西へ向かいました。
スベア族は交易活動を目的に、バルト海を超え東に向かい、
ロシア・エストニアなど東ヨーロッパをメインに活動し黒海やカスピ海まで遠征していました。
バイキングは技術集団でもあり、木を見極めて細長く軽い船を作った為、
浅瀬まで到達するまでに時間がかからず、ヨーロッパ人は防ぐ事ができなかったようです。
スベア族は特にロシアの地を移動することも多く、
川から川へ移動し、川が終われば担いでまた違う川へ移動を繰り返したようです。
船作りの技術力を生かして交易活動を盛んに行いました。
スウェーデンではロシア、ポーランド、ウクライナ、エストニア、アラブの通貨など古い出土品があり、
トルコ、ブルガリア、ルーマニアにまで足跡の調査が行われています。
スウェーデン人は、昔から皆が幸せになることを望んでいました。
例えば、スウェーデンのバイキングたちはクジで指導者を決定していたようで、
長は誰か?という問いには「俺たちはみんな同じだ」と答えたと通説があります。
近年では“女性が最も生活しやすい国”でも常時トップに君臨し、
1974年には世界で初めて父親の育児休暇が与えられました。
男女平等の先進国であり、1979年には子どもへの体罰を法律で禁止しました。
これも世界で最初のことです。
世界幸福度ランキングでも上位にある同国は、個人を尊重するバイキングのルーツがあるようです。
技術集団であったバイキングの造船技術は、あらゆる製品作りにもみられます。
コンツーラの薪ストーブも高水準の燃焼効率であり、
選択肢を広げることで様々なニーズに答えています。
バイキング時代から、幸せな暮らしを意識していたスウェーデン人だから出来る暮らし方と、
製品作りのプライドがあるように思います。