スウェーデンインテリアのキーワードは「シンプル&エレガント」

スウェーデンインテリアのキーワードは「シンプル&エレガント」

スウェーデン製薪ストーブCONTURA(コンツーラ)が作られる背景には、
スウェーデン人が持つ潜在的なデザインセンスがあります。

“北欧”と言われるインテリアブームの中にも、様々なデザインのルーツがあります。
古いもの、良いものを大切に使い続ける文化があり、
北欧のひとたちは今も古くからあるデザインと共存しています。

スウェーデンでは18世紀後半にグスタフ3世が築いたグスタヴィアンスタイルが最も特徴的です。

グスタフ3世は王位につくと、当時権限を握っていた貴族に対しクーデターを起こし、
無血で成功をおさめた王国の再建者として市民から称えられました。

文化人でもあるグスタフは国王になる前にフランスのベルサイユに長く駐在しており、
フランスとの友好関係を深めていきました。

当時フランスではロココの盛期でもありました。

ロココとはロカイユ(岩)に由来し、
バロック時代に庭園洞窟で特徴的であった貝殻で装飾した岩組の事を指しており、
ロココ様式と言われる文化は、美術から始まり建築や、家具、彫刻、音楽にまで広がりました。

グスタフはロココ様式をスウェーデンに持ち帰り、自分流にアレンジしたスタイルを「グスタヴィアンスタイル」と呼びます。
スウェーデンの地に馴染むように、家具も重厚な彫りの入ったものから、
直線的な神殿のデザインのような“シンプル”スタイルに変わっていきました。

フランスではエレガントな貴族が使う金箔を用いられていましたが、
グスタフは取り入れた“エレガント”なデザインはそのままに、白くペイントした家具を使用しました。
この“白色”は今もスウェーデンインテリアのキーポイントです。

夏の白夜とは対照的に、秋からは日照時間も減り、冬になると午後から日が暮れていきます。
部屋の中も暗くなるのは必然で、グスタフは家の中のデザインも白に統一しました。
こうすることで家の中を少しでも明るく見えるようにできました。

made in swedenのシンプルで美しいCONTURA DESIGNも
そんなスウェーデン史が背景にあるように思います。

コンツーラのこだわりにも繋がりますね。