ハッピータイム

ハッピータイム

太陽が沈む時、空がグラデーションに彩られる時間を「ハッピーアワー」と言います。
オレンジからネイビーへの、それはそれは美しい空。自然が起こす芸術です。

薪ストーブの中で薪が燃えるのも自然現象ですが、
これをレバー1つで簡単に操作できるドブレやコンツーラの最新型薪ストーブは、
ハッピーアワーの空にも負けない、美しい炎を作り出す事ができます。

乾いた薪を焚き、炉内が炎で満たされ、十分に本体が暖まってからスタートです。
給気を少しずつ絞っていくと、明るいオレンジの炎が徐々に色濃く、薄暗くなっていきます。
まさに夕陽が沈む時の様に変化します。
そして、同時に炎が半透明になっていき、揺らぎが落ち着いてきます。
その頃の炎には筋が入り、煌々と燃えていたスタート時とは明らかに表情を変えます。
表面が輝いて燃えていた薪はいつの間にか真っ黒になり、大きな炭となっているはず。
そして炎は薪から浮かび上がり、つかず離れず揺らめきます。
炎の根元は少し青白く、先端に行く程オレンジ色へ変化します。
ハッピーアワーとよく似ていますが、こちらは何時間ももたないので、ハッピータイムと言ったところでしょうか。

この時、薪からは燃焼ガスが噴き出ていて、それを満遍なく燃やすので、
特に暖かい時間となるのもまたハッピーですね。

しかしこのハッピータイムは、時にアンハッピーになってしまいます。

それは、炎が炉内の天井付近でオーロラのように燃えている時。
ついたり消えたりしていたらアンハッピーです。
一見すると綺麗に見えますが、空気が足りない時に起きる状態で、
燃やし切れていない燃焼ガスが、そのまま煙突から 出て行ってしまいます。
この時の煙は煙突を詰まらせやすいので、すぐに給気レバーを戻してしっかり燃やしましょう。
給気はギリギリより少し多い位が良いです。
炉内の炎が落ち着くのは、ハッピータイムでガスを燃やし切った後です。

最高に暖かい熱と、美しい炎で、煙突も汚れにくい。
まさにハッピータイムだと思いませんか?