焚きつけ薪「eco杉田くん」を使ってみよう

焚きつけ薪「eco杉田くん」を使ってみよう

これから薪ストーブの導入を検討されている方や、
        着火に不安がある方にお勧め

今回の特集は、焚きつけ薪eco杉田くんです。


焚きつけ薪eco杉田くん

薪ストーブの醍醐味のひとつに、「燃やす」という喜びがあります。
しかし、日常の中で「生きた火」と接する機会が減り、焚き火をしたことが無いという方も多いと思います。
簡単に火がつくのかな? 煙でモクモクしないのかな? と、不安もあると思います。
でも、大丈夫! 燃焼の基本原理をイメージできれば、着火時のドキドキ感は、ワクワク感に変わります。


■「燃やす」極意■
・燃焼の三要素を常に意識する!(ひとつでも欠けるとアウト)


燃焼の三要素 
①熱源

②可燃性物質
 
③酸素
     

ん? なんか難しそう~ って感じがしますが・・・
これを、もっと簡単に考えますと

①熱源   →「火」   
②可燃性物質→「薪」
③酸素   →「空気」 となります。

 
「火」、「薪」、「空気」 のたったこれだけです。


そして、着火だけを考えれば、
①熱源「火」はライターやマッチを使うので、とりあえず頭から除いて・・・

「薪」「空気」の2つを意識すれば良いのです! 
なんだか超簡単~


では、どう意識すれば良いのか。


■キャンプファイヤーを思い浮かべる■
・薪ストーブの炉の中で、キャンプファイヤーをイメージする!

キャンプファイヤーは、殆どの人が、実際に体験した事があったり、テレビで見たりしていると思います。
今、みなさんがイメージした通り、薪の組み方に大きな特徴があります。
そうです、井桁に薪が組んであり、中に細薪が立ててありますよね!

では、なぜ、井桁に組んであるのでしょう?

それには、2つ理由があります

1.井桁に組むと、酸素(空気)を四方から取り入れる事が可能であり、火が回るのが早いから。

2.井桁に組み上げる事により、煙突効果が生まれ、炎が立ちやすいから。


1.の理由は簡単にご理解頂けると思いますが、2.はどうでしょうか?
2.の煙突効果をイメージする事は、薪ストーブの排気システムを理解する事と通ずるものがあります。

「煙突効果そのものの意味・・・」
 ここに一本の煙突があり,その中の空気は周囲の空気より暖かい,と仮定します。
 冷たい空気は暖かい空気より重いという性質があります。
 従って,重い空気(冷たい)は軽い空気(暖かい)の下に潜り込み,暖かい空気を上に押し上げます。
 この働きを「煙突効果」と呼び,この押し上げる力を「通気力」または「ドラフト」と呼びます。
 このドラフトの発生が薪ストーブの排気システムであると言えます。
 また、ドラフトを大きくとるためには,温度差の大きいことが要件であり、煙突の高さ(長さ)や曲がり
 によっても効果は変わってきます。

なんとなく、イメージできましたか?

煙突効果を理解して、もう一度、薪ストーブの炉の中で、キャンプファイヤーをイメージすると・・・

そうです、井桁に組んで、小さな煙突効果を起こし、炎を立たせる事で、薪ストーブの煙突(実際の煙突内部の空気)を暖め、
煙突効果(ドラフト)を促進させ、よりスムーズに燃焼(排気)できる好循環がうまれまるイメージができたかと思います。


■イメージのおさらい■
「薪」、「空気」の2つを意識する! 上手く燃えない時は、どちらかに問題があると考えましょう。

上手に燃えないケース

<薪が問題の例>
 
・薪が湿っている(乾燥があまい薪を使用している)→ しっかり乾燥した薪を使用しましょう。
・いきなり太い薪に着火しようとしている     → 細い薪(焚きつけ)を適切に使用しましょう。


<空気が問題の例>
・給気不足になっている

薪ストーブの給気口レバーを全開にしましょう。
居室給気がある場合は、全開にしましょう。
一次燃焼用の給気口の灰を取り除きましょう。
薪の組み方、ポジションを変えましょう。
                          
・室内が負圧になっている

キッチンの換気扇を止めましょう 少し扉やドアを開け、外気を室内にいれましょう。
                          
・排気できない状態になっている

暖炉、薪ストーブ本体にダンパーが付いていたら、全開にしましょう。 
煙突にダンパーが付いていたら、全開にしましょう。
                          

上記を意識しても、室内に煙が戻ってきたり、薪ストーブ本体や煙突の継ぎ目から煙が出るような事があれば、殆どの場合、煙突トップが煤で詰まっていますので、すぐ掃除をしましょう。(鳥の巣の場合もあります)


■焚きつけとは■

着火の際に使う、細い薪の事でスターターとも呼びます。
どんなに、着火の上手な人でも、いきなり太い薪に火を着ける事はできません。
逆に、着火の上手な人は、焚きつけを適切に使っていると言えます。

燃料として準備する薪は、全て同じ太さでは無く、細薪(焚きつけ)、中薪、太薪と最低3種類くらいあると火のコントロールもしやすくなります。

  
左から 細薪(焚きつけ)、中薪、太薪

また、薪割り時に出る木っ端や、小枝や、割り箸なんかも焚きつけに最高です。(良く乾燥している事)


■焚きつけの組み方■
ラティス状(格子型)
  

ティピー状(円錐型、テント型)


着火の際は、上述のイメージを頭に浮かべ、
焚きつけを利用して、細薪→中薪→太薪へと炎を移していくと、スムーズにいきます。


■焚きつけ薪eco杉田くん■

焚きつけ薪eco杉田くんは、秋田県出身のメトスの社員が考案しました。
「もっと簡単に着火できる方法があれば!」「毎回決まった使い方ができる材料があれば!」
そんな思いに応える、画期的なアイデア商品です。

<中身も箱もすべて燃やせる、ゴミゼロのこだわり>
「焚きつけ薪eco杉田くん」開発にあたっての一番のこだわりは、商品から一切のゴミを出さないという、徹底したエコの実践にあります。
通常の商品であれば、中身を段ボールに梱包し販売することになるでしょう。
しかし、リサイクルされるとはいえ、段ボールもれっきとしたゴミ。
しかも、資源ゴミとして回収に出すまでの間、家のなかに保管しておかねばならず、邪魔になりがちな存在です。
であれば、「いっそパッケージも焚きつけ材で作り、すべてが燃やせるようにできないか?」と考えました。
お客様には簡単に解体でき、手軽に焚きつけ材として使用できる。
一方で、輸送に耐えうるだけの丈夫なパッケージでなければならない。
この難問に対して、何度も試作を重ね、実際に何度も輸送して、梱包の強度を確かめるなどした結果、一切の釘を使わずに、スギ材のピースと麻ヒモの組み合わせのみで箱の形状を保つことに成功しました。

最大のポイントは、3本の麻ヒモの使い方。
ヒモは一度にすべてを解いてしまうと、箱の形が崩れてしまうため、
最後まで解いてはいけない1本のヒモのみを赤色(赤い糸は簡単に切れない・・・という伝説にあやかり)にすることで、中身を使い切った後にパッケージを解体して使うという、商品使用の流れを分かり易く示すことができました。

<エコ過ぎることを目指した、eco杉田くん>
捨てる部分が一切ない、ゴミが出ない、すべてが燃料として使用できる、そんな徹底したエコを実践すべく開発された焚きつけ薪eco杉田くん。薪ストーブや暖炉は、それ自体が最高のエコ暖房。

だからこそ、使用する薪もエコ過ぎるくらいが理想なのです。
エコ過ぎるくらいにエコ過ぎた(杉田)商品・・・

駄洒落のように遊び心あふれるネーミングも、この商品の魅力をおおいに物語っています。

薪ストーブの着火に不安がある方にお勧めです!