薪ストーブ料理の達人への道 南部鉄器で炊き込みご飯編
この記事は、「薪ストーブの達人BLOG by METOS NAGOYA」 2011年11月12日に掲載された記事を再編したものです。
一部、情報が古い場合があります。予めご了承ください。
ドブレ700SL × 南部鉄器で炊き込みご飯
■南部鉄器で炊き込みご飯
薪ストーブは、お料理も得意なんです。
もちろん、薪ストーブ料理の醍醐味っていうのは、
楽しみながら上達するっていうのが大きいのですが。
今回使用した、ベルギー製の薪ストーブ・ドブレ700SLは、
中型サイズのクラスで、炉内は広々としており、
また炉床もフラットな仕上げになっており、
暖房にも、もちろんお料理にも使い勝手もGOODなんです。
(※ドブレ700SLは販売終了しました。ドブレ760WDなどもおすすめです)
今回は、このドブレ700SLで、
『南部鉄器で炊き込みご飯』
に挑戦しました。
ドブレ700SLは、よくあるスタンダードな形の薪ストーブでもありますしね。
メトス 名古屋ショールームでは、今シーズンはこの薪ストーブが大活躍。
薪ストーブ初心者ユーザーや薪ストーブ料理の入門編として、チャレンジしたり、
たくさん遊んでもらうキッカケになってもらえればと思います。
↑今回の、モデル ドブレ700SLです。
■はじめに、
どんな薪ストーブでも同じことが言えますが、薪ストーブ料理をする場合の準備として炉を育て、
炉内に熾き火をつくり、炉内の温度管理をすることがとても重要なのです。
ですから、ガンガンに炎がたっている状態では、せっかくのお料理が、真っ黒コゲになってしまいますし、
薪を新しく継ぎ足すタイミングには、注意と我慢が必要となります。
そう、焦りは禁物なんです。
薪ストーブ料理をするときは、その時の、炉内の薪の状態や状況や温度、
そして、薪ストーブへのエア(空気量)の調節などにより判断し、準備するのです。
薪ストーブのご機嫌を伺うのです。
まぁ、とりあえず、挑戦してみましょう。
ドブレ700SLの熾き火。
うーん。やっぱり、いい感じで熾き火が育っています。
今日も、ドブレ700SL君ご機嫌な感じ。
このおき火を眺めているだけでも素敵な気分。
時折、火かき棒で炉内の熾き火をゴソゴソと、慣らしてくださいね。
まだまだ、赤い星がいっぱい。火力はどうかな~。
それから、ゴトク(G109)を、ドブレ700SLの炉内へ投入します。↓
W250 x D250 x H100(mm)。
大きさ的にも、ドブレ700SLの炉内に、余裕に入ります。
ほら、ゆったりと。
炉内の高温にも、耐えられるよう頑丈なデザインになっています。
納まり良いね!
クッキングアイテムは、ご飯を炊くので、
南部鉄器の CT-6 クックトップ丸 浅型(24cm)を使いました。
■材料&レシピ
□お米 2合
□しめじ
□にんじん
□栗
□ごぼう
□油揚げ
□しょうが それぞれ適量
□お水
□調味料
・しょうゆ 大さじ1と1/2
・さけ 大さじ1
・塩 小さじ1/2
じっくり、ドブレ700SLの炉内を育てたら、
南部鉄器を丸ごと投入です。
炉内の薪や炎の状態をみながら、そして、経験とセンスで、炉内の温度を判断し、
いざ、ダイナミックに投入しましょう。。。
ワイルドに!
バーベキュー的な感じですね。
そうは言っても、加減も良く分からないし、やっぱり不安ですよね……
これがあると便利です。
やっぱり、失敗したら嫌なので、最近はこれを使用しています。
ホント便利。
正面扉をしめます。
こうすれば、
炉内がオーブン室になるのです。
なるほどね。
こんな使い方が薪ストーブの魅力のひとつですね。
じっくり、待ちます。
約25分~経過
炉内の、薪ストーブの空気量の調整は都度しながら炉内の温度を管理します。
熾き火のパワーってすごい。
ご飯を炊くときのポイントは、
はじめは強火、それから弱火にします。
蓋をとるのは、最後までじっと我慢です。
赤子泣いても蓋とるなとも言いますよね。
おいしさをいっぱい閉じ込めましょう。
そろそろできたかな。
薪ストーブの炉内からは、
シューシュー、ご飯の炊き上がったおいしそうな音が聞こえます。
白い湯気も見えてきました。
いい感じになってきました。
炉内で、料理した南部鉄器は取り出すとき、
かなり高温になっています。
ゴトクやレンガで台をあらかじめ作って
準備しておくと良いですね。
段取り肝心です。
取り出すときは、ホントに熱いですから注意!。
手袋+クッキングタオルを何枚も重ねて取り出すって感じですかね。
ホントに熱いですよ!
中身のお料理をこぼさないように!
うまく炊けました。
おいしい香りがふわ~っと部屋中に広がります。
ふっくら炊き上がってておいしそう。
おこげも少しあります。
香ばしい!
いただきま~す。
炉内のゴトクは、熱いので、お料理が終わったら、安全に取り出しておきましょう。
こんな風に、引っ掛けて、炉内から、取り出して冷ましておきます。
かなり高温になっているので、注意してくださいね。
南部鉄器は熱いまま水洗いしないでくださいね。
割れや変形の原因となりますからね。
冷ましてから水洗いしましょう。
■感想
薪ストーブ料理は、どんなお料理でも、このように炉内をうまく活用すれば、
オーブン料理もできるし、間違いなく楽しさ倍増です。
南部鉄器などを、使用すれば、使い勝手の幅も広がります。
いわゆるダッチオーブン料理というやつですね。
冬の楽しみのひとつでもありますね。
また、ドブレ700SLは手ごろなサイズで、暖房としてもお料理するにも優れもの。
GOOD JOBです。