ドブレ525CBJ / Dovre525CBJ

ドブレ525CBJ / Dovre525CBJ

■ドブレ525CBJ/Dovre525CBJ
新商品のドブレ525CBJ
メトス名古屋からのインプレッションです。

メトスからドブレ760CBJ、ドブレ640CBJの3兄弟の末っ子として期待され、
2014年の今秋から登場したドブレ525CBJ。
このサイズ感が近年の住宅スタイルや気密、断熱性能の良い住宅に見事にマッチング。


■シルエット / silhouette

小~中型の薪ストーブという位置づけ。
大きすぎず、また小さすぎず手頃なサイズ感が魅力。

ドブレらしい大きなガラス窓もあり、お馴染みのクリーンバーンの炎も十分楽しめそう。

このサイズで40cm薪が入るってのが魅力。

モダンとクラシックが融合したような独特のデザイン。
よくみると随所にやわらかい曲線が用いられており、
ヨーロピアンデザインともいうのだろうか。
そんな中でもドブレらしさ、大きなガラス窓、そして鋳物の質感、シンプルさなどは感じられ
角に丸みを加えたやわらかく優しいシルエットという印象をうけた。

■オーガニックシェイプ/organic shape
やわらかい丸みを帯びた有機的なラインを用いたデザインとなっている。

■ストーブトップ / stove top
こうすれば、お気に入りのStaubなべやポット、やかんなどを利用できる。
ストーブトップの広さもこうして利用するには十分。

ストーブトップは比較的高温になるので、火をかけておくには十分。
サーモグラフィーは250~300℃程度を示している。
鋳物から伝わる輻射が心地よいのと、コトコトお料理にも最適なのが良くわかる。


■取っ手 / handle
大きな取っ手が特徴。
握りやすいので、作業性もよい。
ここでも曲線のデザインが用いられているのが、アクセントにもなっていてかわいい。


■操作部 / lever
1次給気口レバー
2次給気口レバー(エアカーテン)

作業性は、ドブレ760CBJ、ドブレ640CBJ、
ヴィンテージ50、ヴィンテージ35とほぼ良く似ている。
シンプルな構造で、使いやすいデザインとなっており、
ドブレファンにはお馴染みの仕組みとなっている。


■炉床・灰受けトレー / ash tray
炉床は鋳物。
リブがあり灰を溜めやすい設計となっている。
灰受けトレー。こちらも標準装備。
比較的コンパクトだが、灰受け機能としては十分満足。


■炉床 / floor
炉床は鋳物。
熾火をたっぷりため、アッシュベッドとして利用する。
このメラメラとした火の粉が、より薪ストーブに暖かさを与えてくれる。

専用のピアットF-464 を利用すればこうしてピザもやける。
こういったことができ、遊べるのも薪ストーブの楽しみのひとつ。
ドブレ525CBJサイズの薪ストーブで40cm薪が入るだけあって、炉内は比較的広い設計となっている。


■燃焼構造 / burning system
炉内は、バーミキュライトで覆われている。
もちろん、ドブレクリーンバーンシステムを採用。
数あるドブレのラインナップの中で、比べてみて思うのは
立ち位置的に第二世代とでもいうのだろうか。
炉内の燃焼の立上りも早く、保温性も良いと感じることができた。

燃焼イメージ


■外気取入れ / air supply
標準装備
高気密、高断熱住宅にも利用可能。
これも近年の住宅には、はずせない機能のひとつになりつつある。


■リアヒートシールド / rear heat shield
標準装備。
本体背面側の熱を遮断する安全のためのシールド。

ということで、随所にドブレらしさも感じられ、小~中型の薪ストーブで
とてもバランスの良い薪ストーブという印象をうけた。
もちろんコストパフォーマンスも魅力的。

次回、焚付インプレッション編へとつづく。


ドブレ525CBJ

525CBJ
最高出力 : 8.0kW(kcal/h)
本体寸法 : W525×D475×H790mm
本体重量 : 120kg
炉開口寸法 : W410×D230×H250mm
本体色 : ドブレブラック
最大薪長さ : 約40cm
暖房能力(目安) : 33~79㎡ 20~48畳 ※条件により大きく異なります
熱効率 : 80.0%
外気取入機能 : 標準装備
炉内での使用可否 : ピアットF464:可 ゴトクG109:不可
販売価格 : ドブレブラック ¥310,000(税抜価格)+消費税