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暖炉・薪ストーブコラム『炎の伝道士、かく語りき』

第8回:聖は火知り

 

イラスト徳が高く、全国を回遊し教えを広めた僧のことを聖(ひじり)というらしい。

正月の楽しみのひとつとなっている箱根大学駅伝。1月の2日と3日は、毎年テレビの前に釘付けとなり、一喜一憂しながら観戦している。各校が競い合っている実況のなかで紹介される沿道の名所旧跡や観光スポットも興味深い。復路8区で毎年必ず紹介される神奈川県藤沢市にある遊行寺(ゆぎょうじ)は、一遍上人を宗祖とする時宗の総本山である。

愛媛県道後に生まれた一遍上人は、九州で聖達上人から浄土の教えを学び、全国を回遊し信州佐久では踊り念仏をはじめ、多くの人々に仏教の教えを広めた聖である。

遊行寺では、新年を迎える行事として、御滅灯という一ツ火の儀式がとりおこなわれる。
一年の罪を懺悔して身も心も清め、新しい年を迎え、極楽浄土への往生を体得するために、すべての灯りが消され静寂な暗闇の中で低く静かに唱えられる念仏のみが堂内に響きわたる。やがて、一つの新しい火が灯され、次々に点火される灯火により徐々に堂内も明るくなっていく。それにつれて修行僧が唱える念仏の声も大きさを増していく。この雰囲気は700年の歴史を感じさせてくれるとともに、なにやら極楽浄土へ来たような気分にもなってくる。この一ツ火の儀式で新しい火を灯火する際、一発点火をしなければならない。もし着火に失敗したならば、編み笠ひとつを餞別に住職は門を追われ、静かに下山しなければならないという掟がある。当時は、火打石での着火であり、その緊張感は相当なものであったであろう。聖とは火の大切さを知ること。つまり「火知り」ということになるらしい。

スイッチひとつで簡単に何でもできる現代社会において、灯りの大切さ、火のありがたさは忘れがちである。LSIの基盤などに使われるシリコンの語源はラテン語の「シリクレス」 火打石という意味である。どんなに便利なものであっても、はじめの一歩、着火が重要なのかもしれない。

新しい年を迎え、暖炉、薪ストーブに火を入れる際、焚きつけは慎重に一発着火を目指してください。今年からあなたも聖です。

イメージ 著者紹介
著者:岩崎秀明
株式会社メトスが誇る、炎の伝道士。
豊富な知識とこだわりを持って、暖炉および薪ストーブの普及に励んでいる。

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