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暖炉とか薪ストーブのある部屋の良さを伝える短歌大賞

2010.02.27

薪くべるリズムでゆっくり話そうよ かじかむ心 暖炉にかざして (さっちも) 

こんにちは。枡野浩一です。
東京は雨がふったりやんだりです。
気温は比較的あたたかいですね。

皆さん暖炉の前に集まってください。
火は小さめにしておきます。

たしか鈴木清剛の
『ラジオ デイズ』(河出文庫)という小説に、
あたたかさそのものがごちそうだと思う、
とラーメンを食べながら力説する人が
出てきたと記憶しています。
あの小説を読む前から私は、
同じことを考えていました。

会社につとめていた二十代の頃、
真夏でも自販機で
「あったかーい」のコーヒーを売って欲しい!
と上司に直訴したことがあるくらいです。
今も、
真夏でも、
ホットの飲み物ばかり飲んでいます。

コンテスト賞品の「あったかグッズ」、
一年を通じて活躍しますように。

さて。

2月7日午後から2月23日正午までの作品を
拝読しました。
全体の水準が上がり、
つい、たくさんの歌を残してしまいました。

以下、
予選通過作品にコメントしていきます。

とりわけ印象に残った一首を、
タイトルのところに載せてみました。
(一番いいと思う歌、
最終選考に必ず残す歌、
という意味ではありませんのでご了解ください)

歌の掲載順は、投稿順です。

すれ違うふたりの思い投げ入れて薪ストーブはあったかいです (中村梨々)

「薪ストーブはあったかいです」
というストレートな言葉の前に、
一筋縄ではいかない恋愛模様を置いてくれました。

今日の日のことは暖炉で燃やします あしたのことは空を見てから (中村梨々)

そうですね、
空を見て、気温を感じてから、
判断しても遅くはないです。

あったかい暖炉にくべる薪を割る斧振り上げる父の背中が、(みのる)

「父の背中が、」
と読点で終わって、
物語の続きは読者にゆだねられています。
石川啄木が生きていたら、
こういう手法をつかったかもしれません。

あかあかと燃える暖炉を愛でながらふたりで食べる白い恋人 (レレレ田村)

赤と白の対比ですね。
「ひとりで食べる」だったら、
別の物語になっていました。

妻とネコ、それから僕も溶けあって暖炉の前に陽だまりひとつ (岡本雅哉)

暖炉を陽だまりにたとえてくれました。

おかえりと出迎えた母に頷いて薪ストーブにただいまを言う (真木さわこ)

ただいまを言ったら、
薪はパチパチと
返事してくれたんでしょうか。

帰ったら暖炉で部屋を暖めて雪見だいふく半分こしよう (レレレ田村)

「雪見だいふく」という
具体的な商品名が効いています。
半分こ、も可愛い。

あなたとの間に暖炉でもなけりゃ誤魔化せそうにないこのほっぺ (山口朔子)

「なけりゃ」は
文字数合わせのために
普段は口にしない言葉をつかっていますね?
ほっぺの赤さを暖炉で誤魔化したい、
という発想を買いました。

サヨナラを消せずに擦り合わせていた 薪ストーブの火が消えるまで (さとう香奈)

全体的にやや抽象的ですが、
淋しい感じは伝わってきます。
真ん中の一文字あきは私の判断でいれました。
(いやだったら言ってください。以下同)

白鳥や伊集院のような名字じゃないが暖炉があるマイホーム (レレレ田村)

五七五七七になっていたら、もっと良かった。
暖炉がある家の人は、
白鳥や伊集院のような名字なのでは、
という根拠のない偏見を歌ってくれました。

使われていない暖炉を僕たちは荷物を置くより先に見つめた (倉岡百枝)

ドラマを感じます。
これから暖炉が
使われるような展開にしてください。

子供らが取り合う薪をくべる役 薪ストーブも満腹のよう (夏多汗戦争)

可愛いです。
「くべる」という言葉も自然につかわれています。
「薪ストーブも満腹」という擬人化もいい。
最後の「様」を私の判断で
ひらがなの「よう」にしました。

もうじきにぼくは生まれるじいちゃんが薪ストーブに火を入れました (中村梨々)

まだ生まれてない「ぼく」の
気持ちになって歌ってくれました。

どこからか来るわけじゃないしあわせは照らす暖炉がそこにあるから (中村梨々)

後半はいい。
前半が後半の説明になってしまっています。

僕たちは眠らない 薪ストーブの薪が案外早く減るから (倉岡百枝)

交替で眠ってください。
真ん中の一文字あきは私の判断でいれました。

父親になると決まった弟が暖炉の前で腕立てをする (倉岡百枝)

岸田今日子の短編小説に似たシーンがあった気がします。
いいお父さんになりますように。

めらめらと燃える暖炉とけらけらと笑うあなたに僕はくらくら (レレレ田村)

擬音語・擬態語で勝負してくれました。
筆名まで……。

赤々と燃える炎に蓋をして手袋の雪じゅっと転がる (ubiqlo)

必要のない一文字あきを私の判断でなくしました。
シーンの切り取り方が鮮やか。

お疲れさま 今夜は先に寝るけれど暖炉の上のシチュー食べてね (レレレ田村)

暖炉とシチューという定番の設定を、
「書き置き」というスタイルで
美しく仕上げてくれました。

見習って暖炉はごはん残さずにメラメラ元気になってるじゃない (宇津つよし)

なんかHです。

忘れてたかなしみがふと燃え盛る暖炉のなかにあらわれ消える (中村梨々)

炎はタイムマシーンのようです。

初雪に濡れた洗濯物たちが暖炉の前で加湿器になる (レレレ田村)

なるほど。
実用性を訴えながら、
抒情性もかもし出しています。

帰りたいクリームシチューが待っている「暖炉の前なう」妻の書き込み (宇津つよし)

流行のツイッターを
取り入れた図々しさに一票。

見ちゃったわ若奥様がこっそりと薪ストーブでなにか燃やすの (レレレ田村)

歌の主人公は家政婦でしょうか……。

沈黙が気詰まりでない人と住む家に暖炉もあるなら無敵 (宮田ふゆこ)

「無敵」は説明しすぎ。
全体で言っていることは良いと思います。

美味しいパン 薪ストーブでは焼けるんだ 冬じゃなくてもお世話になるよ (ほっちぃママ)

スポンサー泣かせの気配りのある歌。

薪くべるリズムでゆっくり話そうよ かじかむ心 暖炉にかざして (さっちも)

必要のない一文字あきを私の判断で減らしました。
前半の軽やかさ、見事だと思います。
後半は別の言い方も考えられるので、
もっと良い案が浮かんだら再投稿してみてください。
筆名の由来は「にっちもさっちも」?

まだ少し僕の旅は続くから 暖炉に明かりを絶やさずにいて (とびやま)

旅と言っても心の旅なのでしょうか。

暖炉まで至急来てねと母メール 待っていたのは合格通知  (夏多汗戦争)

おめでとう!
不合格だったら燃やしていたところでした。

膝抱え暖炉の炎に問いかける どうしてごめんと言えなかったの (さっちも)

必要のない一文字あきを私の判断で減らしました。
なにげないけれど、共感度の高い歌。

とろーりとあぶったチーズを黒パンに薪ストーブでハイジになれる (小野伊都子)

あのアニメを知っている世代には届く歌。
「なれる」という語尾は改善の余地あり。

見守ると同時に見守られている 揺れる暖炉の火と私たち (レレレ田村)

なるほど、お互いさまでしたか。

0点のテストを燃やしたこととかを暖炉の前でしかられている (壬生キヨム)

なんでバレてしまったんでしょう……。
叱られてても、暖炉はあったかい。

燃えろ!愛!!薪ストーブの火のごとく 命短し恋せよ乙女 (yako)

よくわからない熱さを買いました。

「ほっとする」からHOTだと笑い合う 暖炉の中でゆらめく炎  (yako)

「ぐっすり」はグッド・スリープだとかね。

暖炉の火を背にして読めば書かれてはいない言葉が読める気がする (宮田ふゆこ)

どんな言葉を読みたかったんでしょう。

「好きだ」って素直に妻に言えました 薪ストーブに薪をくべつつ (岡本雅哉)

この歌は「ですます調」なのがポイントだと思います。
真ん中の一文字あきは私の判断でいれました。

薪拾う君の姿が好きすぎる 薪ストーブがあってよかった (篠原謙斗)

ひねりがなさすぎて逆に新鮮。

いつからか家族みんなのルールです 薪ストーブをマキちゃんと呼ぶ (篠原謙斗)

仲良し家族ですね。

おたがいを見ずに暖炉の火を見つめ いつかの昔話をしたい (仁尾智)

たまには目も合わせてみてください。

なにかとねつかれた日にもぱちぱちと燃える暖炉に拍手をもらう (中村梨々)

「ねつかれた」のあたりが読みにくい。
疲れたを漢字にするか、
一文字あきをいれるかしましょう。
「ね」は文字数合わせに見えてしまいます。

まっかっかなのは暖炉のせいだから 照れてるわけじゃないんだからね! (yako)

これと同じ発想の歌をさきほど挙げましたが、
こっちはツンデレ風に完成度高く仕上がっています。

帰宅して薪ストーブに火を入れてウチがいいねと言うまでが旅 (レレレ田村)

おうちに帰るまでが遠足です、
という慣用句を利用してくれました。

暖炉の火 家族で囲む僕たちはちょっとセレブな原始人です (ごみたゆうこ)

「セレブな原始人」……凄いインパクトです。

マフラーを暖炉のまえで編む君のうしろでそっと書くラブレター (二葉吾郎)

ラブレターの受取人が「君」と同じ人でありますように。

あったかくしたから早く出ておいで 薪ストーブの火の鳴るほうへ (レレレ田村)

鬼ごっこのイメージをとりいれてくれました。
レレレ田村さんは発想力がありますね。
この調子でどんどん詠んでください。

今回の予選通過作品は、以上です。
一度投稿した歌を改作して、
再投稿してくださってもオーケーです。

(私の判断で少し変えたところ、
いやだったら申し出てください。
ご本人のルールを尊重します。
が、
コンテストの性格をふまえて、
もう少し「読みやすさ」について
考えてみてください。
一文字あきをいれないと
玄人っぽく見えるけれど、
それですらすら読めるのは
短歌を読み慣れた人だけです)

また、
しばらくしたら、
暖炉の前でお会いしましょう。


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