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暖炉・薪ストーブコラム『炎の伝道士、かく語りき』

第19回:人も木も夏バテ

イラスト「だるい」「やる気がない」と感じた時には、すでに夏バテになっているそうである。 ウェザーニュースが発表した都道府県夏バテランキングでは、1位愛媛、2位高知、3位富山、4位香川。最高気温を記録した埼玉は、ランキング23位。気温の割に暑さに強いのが関東人ようである。とはいえ、暑さの厳しい今年の夏は、どこへ行っても夏バテぎみである。

夏の暑さを乗り切るためのエネルギー源として思い浮かべるのは、土用の丑の鰻である。少し焦げ目がつき、たれは甘すぎず、程よくご飯とからみあった鰻重は最高である。串打ち3年、裂き8年、焼き一生と言われる職人の世界、焼き具合によって味も左右する。鰻とたれが焼ける匂いに誘われてついつい足が止まり暖簾をくぐってしまうのだが、このところの価格の高騰により、夏バテ状態の懐と相談しながら、松、竹、梅を選ぶこととなる。夏バテ解消も楽ではない。

新石器時代の遺跡からも鰻の骨は出土されており、万葉集のなかでは大伴家持が「石麻呂に 我物申す 夏痩せに良しというものぞ むなぎ(うなぎ)捕り喫せ」と詠っている。夏バテ防止のために古くから精のつくものとして食べられていたのが鰻である。江戸の享保年間には、江戸湾の干拓によりできた湿地帯で鰻が大量にとれ、江戸界隈で鰻の蒲焼が大流行した。「江戸の鰻はうまい」と評判になり、全国に知れ渡っていった。そのころ江戸前といえば寿司ではなく鰻だったのである。

夏の土用のころは、毎年暑さが激しく、夏バテは人間ばかりではない。自然界に生きる樹木たちも夏バテ状態になっている。庚午(かのえうま)から甲申(きのえさる)そして土用の期間は、土を休ませ農作業などの大仕事はしてはいけないとされていた。毎年、土入り表あるいは土暦が作られ、木を伐れる日が示されている。体力が落ちているこの時期の木を伐採し、薪にしたならば、虫はつきやすく、腐りやすいものとなってしまう。夏の汗が冬の暖かさになるとばかりに夢中になって薪割りをしても無駄になってしまうかもしれない。急がず、慌てず、無理をせず、自然の流れに逆らわず、豊かに冬を楽しむ「冬(フユー)層」になるために、冬に向けての燃料補給をおこなっていただきたい。

イメージ 著者紹介
著者:岩崎秀明
株式会社メトスが誇る、炎の伝道士。
豊富な知識とこだわりを持って、暖炉および薪ストーブの普及に励んでいる。

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